
帯状疱疹とアルツハイマー
2026年7月22日 平山久仁子A(lmama編集長)
2014年以降10年間で帯状疱疹は増加傾向にあることが、自治医科大学の片山 真穂氏らの国内レセプトデータベースの大規模解析の結果でわかりました。(2026年1月10日号BMC Infectious Diseases誌)
帯状疱疹は、加齢より罹患リスクが高まる疾病で60~69歳で約14%、70~79歳で約18%、80歳以上で約20%の罹患率。男性より女性の方が高めです。
これから暖かくなる3月から夏季にかけ、罹患率も上がる時期です。
帯状疱疹ウイルスの炎症は、神経や脳に悪影響を及ぼし、認知症を助長する可能性も指摘されています。日頃から罹患リスクを避けることが大切です。
また、高齢の帯状疱疹は、皮疹や水疱が消えた後も、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる合併症を残すことが多く、60歳を境に喫煙やアルコールの摂取を控え、高血圧、糖尿病、慢性の腎臓病などの生活習慣病の予防が大切です。
高齢ととも寒さが苦手になり、気温が上がる春は待ち望む季節です。しかし、気温や湿度の変化は疲労蓄積、免疫力の低下とも関連しやすいものです。
状疱疹後神経痛は70代から増加傾向が見られ、初めの赤いポツポツとした斑点が水疱に変わり、数日でかさぶたとなり完治したように見え他あとに発症します。
帯状疱疹の多くは胸や背中に現れ、日本の成人の約9割が発症するリスクの高い疾患です。
水疱が消えた後にも痛みが続く場合は、できるだけ早く診察を受けましょう。
帯状疱疹後神経痛へ移行すると、痛みとの長い戦いにります。

アルツハイマー病のリスク
アミロイドβの蓄積を減らす
アルツハイマー型認知症の主な原因物質とされるアミロイドβ(タンパク質)は、脳内にだけ蓄積するものではありません。全身の臓器に沈着することがわかっています。
腎臓・心臓・肝臓・消化管にアミロイドが沈着すると、血流の乗って脳の血管壁にアミロイドβが移動します。この血管の老化は、血管性認知症などリスクとなります。
近年、アミロイドβは肝臓で生産される可能性も指摘され、肝臓の代謝機能の低下はアルツハイマー病の一因の可能性も示されています。
アルツハイマー病予防のためには、全身のアミロイドβの蓄積を抑えることも大切なことです。
加齢は避けられなくても、健康や若さの維持には、体内環境を良好に管理することが効果的。病気の予防の主治医は、あなたの食生活、運動、生活習慣に関心を持ち、社会参加して行くことが大切な予防ファクターです。
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