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健康コラム

増える高齢者の心不全

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心不全とは、文字通り心臓の働きが弱くなった状態で、症状としては階段や坂道を上ったときの息切れや動悸、足のむくみなどがあります。
病気が進むと、夜間に息苦しくて目が覚めたり、少しの動作でも息切れや動悸を起こすようになります。

心不全で亡くなる方は、年間7〜8万人と言われていますが、高齢化により徐々にその数は増えているようです。
心不全になる方は50歳代では人口の1%程度ですが、80歳台では10%、つまり10人に一人が心不全になります。しかも、心不全は加齢に伴って悪くなるので、一度かかってしまうと治ることはなく、徐々に悪化していきます。

心不全の原因

心不全はどのような原因でなるでしょうか。
高血圧の方は放置すると徐々に心臓に負担がかかり、加齢とともに心不全になりやすくなります。また心筋梗塞になった方は心臓の一部の筋肉が死んでいるため、心不全になりやすいでしょう。

心房細動などの不整脈のある方も、脈の乱れにより心臓の効率が悪くなり、心不全になりやすくなります。
そのほか、大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症などの弁膜症、原因不明の心臓病である拡張型心筋症や心アミロイドーシスなども心不全の原因になります。

この中でも頻度が多いのは高血圧による心不全で、健診などで血圧が高いと言われたら、内科の受診をお勧めします。

診断に基準

心不全の診断はどのようにされるのでしょうか。
心不全になると身体に水が溜まりやすくなるため、足がむくみ、体重が増加します。

胸部レントゲンを撮ると心臓が大きくなったり、胸水が溜まったりします。これらの所見があれば心不全が疑われますが、初期にはわかりにくい事もあります。

心不全の診断はどのようにされるのでしょうか。
心不全になると身体に水が溜まりやすくなるため、足がむくみ、体重が増加します。

胸部レントゲンを撮ると心臓が大きくなったり、胸水が溜まったりします。これらの所見があれば心不全が疑われますが、初期にはわかりにくい事もあります。

最近では、血液検査でBNPやNT-proBNPを測ることで心不全があるかどうかを簡単に見分けることができます。

BNP、NT-proBNPは心臓から放出されるホルモンで、心臓にストレスがかかると増加します。BNPが18pg/ml未満、NT-proBNPが125pg/ml未満であれば、心不全の可能性は少ないでしょう。

最近は人間ドックなどでもBNPやNT-proBNPを測る場合があるようです。この値が高い場合は、一度循環器内科を受診することをお勧めします。なお、BNPやNT-proBNPは腎不全や加齢によっても増加する場合があります。

この値が高くてもお元気にされている方もたくさんおられますので、自己判断せずにかかりつけ医にご相談ください。

心不全と診断されたら

心不全と診断された場合、以前は利尿剤という薬を使って身体から水分を排泄させる治療が中心でした。

最近はそれに加えて、ジャディアンスやフォシーガ、エンレストなど心臓の働きを助ける薬が多数出てきました。これらの薬を組み合わせることにより、心不全になってもお元気にされている方はたくさんおられます。

ただし、副作用が全く無いわけではないので、初めは注意しながら使っていきます。

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